どんなに嫌なこと、気にくわないことがあっても、その人が好きなら離婚とはならない。また、恋人においても同じことが言える。
なんだかんだ言って男女の別れはいたってシンプル。
好きじゃなくなったから。
彼を好きじゃないと気付いたときが、女が本気で別れを考えるとき。その瞬間は三つある。
一緒にいるのが苦痛になったとき

話し合いを重ねても価値観がすり合わせられず、相手とすれ違う。合わないと感じる。
私は、度重なる話し合いでも歩み寄ることが出来ず、夫と一緒にいる時間が苦痛になっていった。 そして、離婚を考えるようになった。一緒にいて辛いのに一緒にいることが出来るほど、出来た人間じゃない。忍耐だと思っていた日々は、ただの我慢だと気付いた。
好きでも苦痛になるときはある。
自分らしくいれない、束縛が激しい。辛いと感じる理由があって、彼を好きな自分と葛藤する。
それでもずっと辛いとき、「この人とはもう一緒にいれない」そう思うんだ。
相手に何も魅力を感じなくなったとき

長い時間をかけて、いろんな部分が見えて、いろんなことがあって、もう男として見れなくなってしまった。
あれ、この人のどこが好きだったんだっけ。どこに惹かれたんだっけ。尊敬できる部分もあったはずなのに。
もう相手に何の魅力も感じない自分がいる。
触れたいとも、楽しいとも思わない。好きって感情もどこかにいった。セックスレスにもなる。
あぁ、女として終わっちゃうのかな。
時間は限られているのに、この人といる時間がもったいないな。
他に好きな人ができたとき

他に好きな人ができたときは、もう今の相手は眼中にない。嫌悪感すら抱くことも。
もうこの人のこと好きじゃないんだから、一緒にいても時間の無駄。早く別れたい。あの人と一緒にいたい。
男女問わず、他の人を好きになったらこんなもん。
別れないためには、好きでいればいい

本気で離婚や別れを考えるに至るまでには、当人にしかわからない複雑な経緯がある。好きじゃないというシンプルな一言に、いろんな思いや出来事が詰まっている。
別れを考えるってとても辛いこと。
だから、別れないに越したことはない。
好きじゃなくなって別れるのだから、別れないためには、好きでいればいい。
ずっと好きでいる。
そのためには、お互いが好きでいられるように、相手に好きでいてもらえるように、努力を怠らないことが大切。簡単なようで、難しい。
そんなに頑張らなくちゃいけないの?って思ううかもしれない。でも、赤の他人一緒にいるって本当に大変なこと。
それでも一緒にいたいんだから、努力しなきゃ。